economy ・ 約4分
海外から家族へ届くお金、10年でほぼ2倍 世界の6人に1人につながる『送金』
公開
海外で働く人などが家族へ送るお金は、世界の暮らしを支える大きな流れです。IFADの新しい報告から、送金の意味をやさしく解説します。
設定・お気に入り・閲覧履歴は、この端末のブラウザ内だけに保存されます。
30秒まとめ
IFADは、低・中所得国に届く海外からの送金が2025年に7,286億ドルとなり、2016年から94%増えたと報告しました。
この記事のことばを確認する
何があった?
国際農業開発基金(IFAD)は2026年9月14日、新しい報告書を公表しました。低・中所得国に届いた海外からの送金は2025年に7,286億ドルで、2016年と比べて94%増えたとしています。送金は世界で13億人以上、およそ6人に1人の暮らしにつながっています。
どこの国?
日本は東アジアにあります。
報告は世界の低・中所得国を対象にしています。アジア太平洋地域は2025年に3,849億ドルを受け取り、報告対象の送金全体の53%を占めました。
なぜ大事?
海外で働く人が家族へ送るお金は、食べ物、学費、医療費、住まい、貯蓄などに使われます。国どうしの大きな経済の数字だけでなく、一つ一つの家庭の暮らしを支えるお金でもあります。
これからどうなる?
IFADは、送金の手数料を下げて分かりやすくすること、地方でも安全な金融サービスを使いやすくすること、貯蓄や保険などにつなげることを各国や金融機関に求めています。
日本との関係
日本にも海外出身の働く人や、海外に家族がいる人がいます。国境を越えてお金を送るときには手数料や為替レートが関係するため、『送った金額』と『家族が受け取る金額』が同じとは限りません。
もう少しくわしく
「送金」は家族へ届くお金
海外で働く人が、別の国に住む家族へお金を送ることがあります。こうした国境を越える家族へのお金は、英語で remittance と呼ばれます。
国際農業開発基金(IFAD)は9月14日、新しい報告書「Sending Money Home 2026」を公表しました。
報告によると、低・中所得国に届いた送金は2025年に7,286億ドル。2016年からの10年間で94%増え、ほぼ2倍になりました。
世界の6人に1人につながっている
送金は、単なる国際的なお金の移動ではありません。
IFADによると、送金は世界で13億人以上、およそ6人に1人につながっています。
受け取った家族は、そのお金を食べ物、学費、病院代、家の修理などに使うことがあります。急な病気や災害が起きたときの備えになることもあります。
つまり送金は、国の経済を表す大きな数字であると同時に、一つ一つの家庭の毎日の暮らしに近いお金です。
アジア太平洋には半分以上が届く
報告では、アジア太平洋地域への送金は2025年に3,849億ドルで、対象となる世界全体の53%を占めました。
多くの人が仕事のために国境を越えて暮らしていることや、離れた家族を支えていることが数字から見えてきます。
一方で、お金を送るときには手数料がかかります。通貨を交換するときの為替レートによっても、家族が実際に受け取る金額は変わります。
「たくさん送られている」だけで終わらせない
IFADは、送金額が増えたことだけを伝えているわけではありません。
送金の手数料をもっと安く、分かりやすくすること。都市から遠い地域でも、安全な方法でお金を受け取れるようにすること。受け取ったお金を貯蓄や保険などにもつなげやすくすることを求めています。
デジタル送金が広がれば、速く便利になる可能性がありますが、使いやすさや安全性、手数料を確かめることも必要です。
お金のニュースから人の暮らしを見る
「7,286億ドル」という数字はとても大きく、想像しにくいかもしれません。
そんなときは、そのお金が何に使われるのかを考えると、ニュースが少し身近になります。
食事を買う。学校へ通う。病院へ行く。家を直す。将来のために少し残す。
世界経済の大きな数字の向こうには、離れて暮らす家族どうしが支え合う生活があります。
MINI QUIZ
1問だけチャレンジ
IFADの報告で、2025年に低・中所得国へ届いた送金は約いくら?
IFADは、2025年の送金額を7,286億ドルと報告しています。2016年から94%増えました。
情報源
- IFAD — Remittances nearly doubled in a decade to reach US$729 billion in 2025, new IFAD report finds(primary)
- IFAD — Sending Money Home 2026(primary)
- UN News — Money sent home by migrants nearly doubles in a decade(reference)
最終確認:
この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。