world ・ 約4分
AIのルールを決める前に、子どもの声も聞いて 49か国で調査
公開
国連の人権担当者が紹介した49か国・1000人超の子どもの声から、AIの便利さと心配なこと、意見を聞く意味をやさしく解説します。
設定・お気に入り・閲覧履歴は、この端末のブラウザ内だけに保存されます。
30秒まとめ
国連の人権担当者は、49か国で1000人を超える子どもにAIへの心配を聞いた調査を紹介しました。偽の画像や個人情報などへの不安があり、子どもの意見を聞くことを訴えています。
この記事のことばを確認する
何があった?
国連人権高等弁務官のフォルカー・テュルク氏は2026年9月23日、国連総会にあわせた催しで、事務所と協力団体が49か国の1000人を超える子どもにAIへの心配を尋ねたと発表しました。調査に参加した子どもたちは偽画像、個人情報、創造性、人との関係への不安を伝えたと説明しています。
どこの国?
アメリカ合衆国は北アメリカにあります。
世界各地の子どもが対象の調査です。今回の発言があった催しは、アメリカのニューヨークで開かれた国連総会の会期中に行われました。49か国で聞いた声を紹介していますが、世界の子ども全員を調べたわけではありません。
なぜ大事?
AIを使う子どもは、便利な機能だけでなく、写真を悪用されたり、個人情報を知られたりする心配もあります。使う側の経験を聞くことは、AIを作る人や使い方を決める人が、どんな問題に気をつけるか考える材料になります。
これからどうなる?
テュルク氏は、AIについて大切な決定をする前に子どもの声を聞き、子どもの権利を守る仕組みを求めました。これは国連の担当者の提案であり、今回の発言で世界共通の新しい法律が決まったわけではありません。
日本との関係
日本でも、調べ学習や文章づくりなどでAIを使う機会があります。使っていて便利だったこと、困ったこと、守ってほしいことを言葉にすることは、子どもの視点を伝える一つの方法です。
もう少しくわしく
AIを使う子どもは、何を心配している?
AIは、調べものや文章づくりなど、いろいろな場面で使われています。
便利な一方で、「自分の写真が勝手に使われたら?」「入力した情報はどうなるの?」と心配になることもあります。
国連の人権担当者が9月23日、AIについて子ども自身に尋ねた調査を紹介しました。
49か国の1000人を超える声
国連の人権高等弁務官、フォルカー・テュルク氏によると、国連の担当事務所と協力団体は、49か国の1000人を超える子どもにAIについて心配なことを尋ねました。
調査に参加した子どもたちが気にしていたこととして、テュルク氏は次のような例を挙げています。
自分やほかの人の、本物に見える偽の画像を作られること。
入力した個人情報が悪用されること。
AIに頼りすぎて、自分で考えたり作ったりする機会が減ること。
家族や友だち、先生など、人との直接の関係が少なくなること。
ただし、この調査だけで世界中の子ども全員が同じ考えだと分かったわけではありません。
調査に参加した子どもたちから、こんな心配が寄せられたという話です。
「決まってから」ではなく「決まる前」に
AIを作る会社や、使い方について話し合う人たちは、どんな機能を作り、どんな情報を集めるかを考えます。
でも、使う子どもたちが実際に何に困っているかは、作る側だけでは分からないことがあります。
テュルク氏は、子どもに関わる決定をしたあとではなく、決める前に子どもの意見を聞くべきだと訴えました。
これは国連の担当者が示した考え方で、今回の発言だけで新しい世界共通の法律ができたわけではありません。
子どもの権利とAIの関係
「人権」とは、だれもが人として大切にされるための権利のことです。
子どもにも、安全に暮らすことや、年齢に応じて自分に関係することへ意見を伝える権利があります。
テュルク氏は、AIが広がる時代でも子どもの権利を守る責任があると話しました。
たとえば、子どもの写真や個人情報をどう扱うか。
AIの答えが間違っていたとき、だれに相談できるか。
こうしたことは、AIを便利に使えるかどうかにも関わります。
自分なら、どんなことを伝えたい?
AIについて心配なことがある人も、便利で助かっている人もいるでしょう。
どんな意見を持つかは、一人ひとり違ってかまいません。
「こんな機能は便利だった」「ここは分かりにくかった」「これは勝手に使わないでほしい」。
自分の経験を具体的な言葉にすると、使う人の目線を伝えられます。
今回のニュースは、AIの話し合いに、子ども自身の経験も資料として加えようとしているという話です。
MINI QUIZ
1問だけチャレンジ
国連の人権担当者が紹介したAIの調査について、正しい説明はどれ?
調査は49か国の1000人を超える子どもに尋ねたものです。参加者の声は大切な資料ですが、世界の子ども全員の考えを表すわけではありません。
情報源
最終確認:
この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。