science-space ・ 約4分

宇宙うちゅうから溶岩ようがんの動きを記録きろく! 衛星えいせいが見たロシアの火山かざん

NASAとインドの共同きょうどう衛星えいせいNISARが、ロシアの火山かざんを2025年12月から2026年8月まで繰り返しくりかえし観測かんそくした成果せいかを紹介しょうかいします。

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30秒まとめ

NASAとインドの共同きょうどう衛星えいせいNISARは、ロシアの火山かざんで溶岩ようがんが広がる様子ようすを繰り返しくりかえし観測かんそくしました。2025年12月から2026年8月までの17枚の観測かんそく画像がぞうをつなぐと、地面じめんの変化へんかが見えてきました。

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NASA(アメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局)
アメリカ政府せいふの宇宙うちゅう・航空こうくうの機関きかんで、宇宙うちゅう探査たんさ、地球ちきゅう観測かんそく、宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょう、航空こうくう技術ぎじゅつなどの研究けんきゅうやミッションを進めています。
人工衛星じんこうえいせい
人が作り、ロケットなどで宇宙うちゅうへ運んで、地球ちきゅうやほかの天体てんたいのまわりを回るようにした機械きかいです。
噴火ふんか
火山かざんから、溶岩ようがんや火山灰かざんばい、岩石がんせき、火山かざんガスなどが地表ちひょうや空中へ出る現象げんしょうです。

何があった?

2026年9月24日、NASAはアメリカとインドが協力きょうりょくして開発かいはつした地球ちきゅう観測かんそく衛星えいせいNISARによる火山かざんの観測かんそく成果せいかを発表はっぴょうしました。ロシアのカムチャツカ半島はんとうにあるクラシェニンニコフ火山かざんについて、2025年12月25日から2026年8月17日までの観測かんそく画像がぞう17枚をつなぎ、溶岩ようがんが広がる様子ようすを映像えいぞうにしました。噴火ふんかは2025年に始まっており、2026年9月に新しく噴火ふんかしたという発表はっぴょうではありません。

どこの国?

この記事きじは複数ふくすうの国・地域ちいきに関係かんけいします。主にロシア、アメリカ合衆国、インドが取り上げとりあげられています。

火山かざんがあるのは、ロシア東部とうぶのカムチャツカ半島はんとうです。日本にほんの北東ほくとうにある太平洋たいへいよう側の地域ちいきで、多くの火山かざんがあります。観測かんそくしたNISARはアメリカのNASAとインドの宇宙うちゅう機関きかんが協力きょうりょくする衛星えいせいです。

なぜ大事?

衛星えいせいは同じ場所ばしょを何度も観測かんそくできるため、人が近づきにくい火山かざんでも、地形ちけいの変化へんかを時間じかんを追って調べられます。NISARが使うレーダーは地面じめんへ電波でんぱを送り、戻る信号しんごうから画像がぞうを作る技術ぎじゅつです。映像えいぞうで明るく見える部分ぶぶんは、溶岩ようがんが光っている写真しゃしんという意味いみではありません。

これからどうなる?

研究者けんきゅうしゃは、繰り返しくりかえし撮った画像がぞうを比べて火山かざんや地面じめんの変化へんかを調べます。今回こんかいの結果けっかは自然しぜん災害さいがいの観測かんそくに役立つやくだつ可能性かのうせいを示しましたが、この映像えいぞうだけで次の噴火ふんかの時刻じこくが分かるわけではありません。

日本との関係

日本にほんにも火山かざんが多くあります。火山かざんの近くへ行かなくても衛星えいせいから地面じめんの変化へんかを追う方法ほうほうは、日本にほんで災害さいがいへの備えを考えるときにも参考さんこうになる技術ぎじゅつです。

もう少しくわしく

近づきにくい火山かざんを宇宙うちゅうから見る

火山かざんが噴火ふんかしているとき、地面の近くで様子ようすを調べるのは危険きけんな場合があります。

そんな場所ばしょでも、宇宙うちゅうを回る人工衛星じんこうえいせいなら、上空じょうくうから同じ場所ばしょを何度も観測かんそくできます。

2026年9月24日、NASAは、ロシアのカムチャツカ半島はんとうにある火山かざんを、衛星えいせいで追いかけた映像えいぞうを発表はっぴょうしました。

映像えいぞうに使われたのは、2025年12月から2026年8月までの観測かんそくです。

溶岩ようがんの広がりを17枚の画像がぞうに

観測かんそくしたのは、アメリカとインドが協力きょうりょくして開発した「NISAR」という衛星えいせいです。

NISARは、クラシェニンニコフ火山かざんの上空じょうくうを何度も通り、地面の様子ようすを記録きろくしました。

研究者けんきゅうしゃは、その中から17枚の観測かんそく画像がぞうを順番じゅんばんにつなぎました。

すると、火山かざんの火口かこうから出た溶岩ようがんが、くぼんだ場所ばしょを埋めながら、少しずつ外へ広がっていく様子ようすが分かりました。

この火山かざんの噴火ふんかが始まったのは2025年です。2026年9月に新しく噴火ふんかしたというニュースではありません。

カメラの写真しゃしんとは何が違うの?

NISARが使うのは、「レーダー」という技術ぎじゅつです。

衛星えいせいから地面に電波を送り、戻ってきた信号を調べて画像がぞうを作ります。

今回こんかいの映像えいぞうでは、溶岩ようがんが広がった場所ばしょが周りより明るく見えます。

でも、明るいところが実際じっさいに光って見えたという意味いみではありません。電波が地面からどのように戻ってきたかの違いを、分かりやすく画像がぞうにしたものです。

衛星えいせいの観測かんそく画像がぞうは、見た目が写真しゃしんに似ていても、写している情報じょうほうが違うことがあるのです。

何度も撮るから分かる変化

一枚の画像がぞうだけでは、火山かざんの地面がどう変わってきたのか、分かりにくいことがあります。

そこで同じ場所ばしょを繰り返しくりかえし観測かんそくし、前に撮った画像がぞうと比べます。

今回こんかいの17枚をつなぐと、溶岩ようがんがどちらへ広がったかを、時間じかんを追って見ることができました。

研究者けんきゅうしゃは、こうした観測かんそくが自然しぜん災害さいがいの理解りかいや、将来しょうらいの防災ぼうさいに役立つと考えています。

ただし、この映像えいぞうだけで次の噴火ふんかの日時にちじまで正確に分かるわけではありません。

日本にほんの火山かざんにもつながる技術ぎじゅつ

日本にほんにも、火山かざんのある地域ちいきがたくさんあります。

地面の変化を安全あんぜんな場所ばしょから調べ、長い時間じかんの記録きろくを比べることは、火山かざんの活動かつどうを理解りかいする助けになります。

遠くの宇宙うちゅうから地球ちきゅうを見つめることで、足元あしもとの地面の変化まで調べられるのです。

MINI QUIZ

1問だけチャレンジ

衛星えいせいNISARが同じ火山かざんを何度も観測かんそくすると分かるのはどんなこと?

この記事に出てくる組織

  • JPL(ジェット推進研究所):NASAの宇宙探査を支える研究所で、惑星探査機や宇宙観測技術の開発・運用を行っています。カリフォルニア工科大学がNASAのために運営しています。

情報源

最終確認:

この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。