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学校に水やトイレがない? 世界の子どもたちの学ぶ環境
公開
WHOとUNICEFの最新データから、学校の飲み水、トイレ、手洗い設備が世界でどこまで整っているのかを、小学生向けにやさしく解説します。
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30秒まとめ
WHOとUNICEFの2025年データでは、学校で基本的な飲み水を使えない学齢期の子どもが4億2900万人、基本的なトイレを使えない子どもが4億6000万人、石けんと水で手を洗える環境がない子どもが5億4500万人いました。
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- WHO(世界保健機関)
- 世界の人々の健康を守るため、病気の情報や国際的な保健基準をまとめ、各国の医療・公衆衛生を支える国連の専門機関です。
- UNICEF(国連児童基金)
- 世界の子どもの命、健康、教育、安全、権利を守るために活動する国連の機関です。災害や紛争時の支援も行います。
何があった?
WHOとUNICEFの共同モニタリングは、2015年から2025年までの学校の水・トイレ・手洗い環境をまとめました。世界ではこの10年間に改善が進みましたが、2025年時点でも何億人もの子どもが学校で基本的な水、衛生設備、手洗い設備を利用できていません。
どこの国?
スイスはヨーロッパ、アメリカ合衆国は北アメリカにあります。
世界全体の学校を対象にしたデータです。特にサハラ以南のアフリカでは基本的な水・トイレ・手洗いサービスを利用できる学校の割合が低く、地域による差が大きく残っています。WHOはスイス・ジュネーブ、UNICEFはアメリカ・ニューヨークに本部があります。
なぜ大事?
安全な水、使えるトイレ、石けんと水で手を洗える場所は、学校で健康に過ごし、安心して学ぶための土台です。設備がないと病気の広がりやすさだけでなく、子どもが学校へ通い続けられるかにも関わります。
これからどうなる?
WHOとUNICEFは、2030年までにすべての学校で基本的な水・トイレ・手洗いサービスを使える状態にするには、今より速い改善が必要だとしています。現在のペースのままでは世界全体で目標に届かない見通しです。
日本との関係
日本では学校の水道やトイレ、手洗い場を当たり前に感じることがあります。しかし世界では同じ環境がすべての学校にあるわけではありません。学校で安全に学ぶために必要なものを考えるきっかけになります。
もう少しくわしく
学校にある「当たり前」は世界共通?
学校へ行くと、水道があり、トイレがあり、手を洗う場所がある。
日本では、こうした設備を「学校にあって当たり前」と感じる人も多いかもしれません。
でも、世界中の学校で同じ環境が整っているわけではありません。
WHOとUNICEFは、世界の学校にある飲み水、トイレ、手洗い設備について、2015年から2025年までの変化をまとめました。
何億人もの子どもが基本サービスを使えない
2025年の推計では、学校で基本的な飲み水サービスを利用できない学齢期の子どもが4億2900万人いました。
基本的なトイレなどの衛生設備を利用できない子どもは4億6000万人。
石けんと水を使える基本的な手洗い環境がない子どもは5億4500万人でした。
ここでいう「基本的なサービス」は、設備が置いてあるだけではありません。
飲み水なら、改善された水源があり、調査したときに実際に水を使えること。
トイレなら、改善された設備が男女別に分かれ、調査したときに実際に使えること。
手洗いなら、水だけではなく石けんも使えることが条件です。
10年間で改善も進んだ
悪いニュースだけではありません。
2015年から2025年にかけて、基本的な飲み水を使える学校の割合は67%から78%へ増えました。
基本的なトイレは67%から77%へ、基本的な手洗い環境は59%から72%へ増えています。
つまり、世界全体では少しずつ改善しています。
一方で、地域による差は大きく残っています。
たとえばサハラ以南のアフリカでは、2025年に基本的な飲み水を使える学校は46%、基本的なトイレは43%、基本的な手洗い環境は39%でした。
水やトイレも「学ぶための環境」
学校に必要なのは、教室や教科書だけではありません。
安全な水が飲めること。
安心して使えるトイレがあること。
食事の前やトイレのあとに手を洗えること。
こうした環境は、子どもが健康に過ごし、安心して学校へ通い続けるための土台になります。
だからWHOとUNICEFは、水・トイレ・手洗いをまとめてWASHと呼び、教育と健康の両方に関わる大切なものとして調べています。
2030年の目標には今のままでは届かない
世界では、2030年までにすべての学校で基本的な水・トイレ・手洗いサービスを使えるようにすることを目指しています。
しかしWHOとUNICEFは、現在の改善ペースでは目標に届かないとしています。
飲み水は今の約4倍、トイレは約5倍、手洗いは約4倍の速さで改善を進める必要があるという計算です。
学校へ行けるかだけでなく、学校で安全に学べる環境があるか。
世界の教育を見るときには、教室の中だけではなく、水やトイレにも目を向けることが大切です。
MINI QUIZ
1問だけチャレンジ
2025年に世界の学校で最も多くの子どもが不足していた基本サービスはどれ?
WHOとUNICEFの推計では、5億4500万人の学齢期の子どもが学校で基本的な手洗いサービスを利用できませんでした。
情報源
- UNICEF Data — Progress on drinking water, sanitation and hygiene in schools 2015-2025(primary)
- UN News — Millions of children return to schools that still can’t provide clean water or a working toilet(reference)
最終確認:
この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。