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世界の淡水の「貯金」が減っている WMOが2025年の水資源を報告
公開
世界気象機関(WMO)の最新報告から、川・地下水・氷河など地球の淡水がどう変化しているのかを、小学生向けにやさしく解説します。
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30秒まとめ
WMOは、2025年の世界の川の流れが過去35年でも特に少ない年の一つで、地下水や氷河など長く使う水の蓄えにも減少傾向があると報告しました。
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- 淡水
- 塩分が少ない水のことです。川、湖、地下水、雪や氷河などにあり、人の生活や農業、生き物のくらしを支えます。
- WMO(世界気象機関)
- 天気、気候、水に関する観測や情報を世界の国々で共有し、予報や災害への備えを支える国連の専門機関です。
- 地下水
- 雨や雪などの水が地面にしみこみ、土や岩のすき間にたまった水です。
- 気候変動
- 地球の気温や雨の降り方など、気候の特徴が長い期間にわたって変化することです。現在の急速な温暖化には人間活動による温室効果ガスが大きく関わっています。
何があった?
世界気象機関(WMO)は2026年9月17日、「世界の水資源の状態2025」を発表しました。2025年は、世界の川の流れが過去35年でも特に少ない年の一つで、陸上にたくわえられた水も2010年代半ばごろから減少傾向が続いているとしています。
どこの国?
この記事は複数の国・地域に関係します。主にブラジル、インド、中国が取り上げられています。
変化は世界各地で起きています。2025年には北アメリカ、中東、中央アジア、ブラジル東部、インド北部、中国などで平年より少ない水の蓄えが見られました。一方、地域によっては川の流れや湖の水位が平年より多いところもあり、水の状態は同じ方向に変わっているわけではありません。
なぜ大事?
川、地下水、雪や氷河などの水は、飲み水、農業、発電、生き物のくらしを支えます。短い雨不足だけでなく、地下水や氷河のように長い時間をかけてたまる水が減ると、乾燥した年を乗り切るための「水の貯金」が少なくなります。
これからどうなる?
WMOは、川や地下水などを継続して観測し、国どうしでデータを共有し、洪水や干ばつを早く知らせる仕組みを強くすることが必要だとしています。水をどれだけ使い、どれだけ自然に補われているかを地域ごとに確かめることも重要です。
日本との関係
日本はWMOに加盟し、気象庁も世界の観測データの交換や国際協力に参加しています。水や天気は国境で止まらないため、日本の予報や防災も、世界各地から共有される観測データに支えられています。
もう少しくわしく
地球には「水の貯金」がある
雨が少ない日が何日か続いても、すぐにすべての水がなくなるわけではありません。
川や湖のほか、地面の下には地下水があり、山には雪や氷河があります。こうした水は、雨の少ない時期にも少しずつ使える長い時間の水の蓄えです。
世界気象機関(WMO)は、このような地球の水の状態を毎年調べています。
9月17日に発表された2025年版の報告では、長く使える水の蓄えに、気になる変化が続いていることが示されました。
2025年は川の水が少ない地域が多かった
WMOによると、2025年は世界全体で見ると、川の流れが過去35年でも特に少ない年の一つでした。
世界の河川流域の面積の36%では、平年より少ない流れが見られました。
しかも、川の流れが「平年並み」の地域が少ない状態は、これで7年続いています。
ただし、世界中の川が同じように減ったわけではありません。南アジアや東南アジアの一部では平年より多く流れた川もありました。
ニュースの大きな数字を見るときには、世界の平均的な傾向と、地域ごとの違いを分けて見ることが大切です。
地下水や氷河にも長い変化
水の状態を見るときは、川だけでは足りません。
WMOは、地下水、湖、土の中の水、雪や氷なども合わせて調べています。こうした陸上の水の蓄えは、2010年代半ばごろから減る傾向が続いているとしています。
2025年には、世界の主な氷河地域すべてで氷が減り、広い範囲で氷河が減るのは4年連続となりました。
地下水も、場所によっては何年も少ない状態が続いています。
雨や川は数日から数週間で大きく変わりますが、地下水や氷河は何年、何十年という長い時間でたまったり減ったりします。
そのためWMOは、こうした水を、悪い年を乗り切るための**「貯金」のような存在**として説明しています。
「水が減る」だけではない
水をめぐる問題は、いつも「少なすぎる」だけではありません。
ある地域では干ばつが起きる一方、別の地域では大雨や洪水が起きます。同じ地域でも、年によって大きく変わることがあります。
WMOは、水の循環が以前より不規則になり、「いつもの状態」をもとに計画することが難しくなっていると説明しています。
だからこそ、川の水位、地下水、雨や雪を続けて観測し、変化を早く知る必要があります。
世界でデータを分け合う
川は国境をこえて流れます。山の氷河からとけた水も、遠くの国の人々の生活を支えることがあります。
一つの国だけで、地球全体の水を調べることはできません。
WMOの2025年版報告には、68か国、3000か所をこえる観測地点のデータなどが使われました。
日本もWMOに加盟していて、気象庁は観測データの国際交換や技術協力に参加しています。
地球の水を守る第一歩は、どこで何が起きているかを正しく測り、世界で共有することです。
MINI QUIZ
1問だけチャレンジ
WMOの報告で「水の貯金」にたとえられるものはどれ?
地下水や氷河、雪などは長い時間をかけてたまり、乾燥した時期を支える水の蓄えになります。
情報源
- WMO — State of Global Water Resources 2025(primary)
- WMO — Recent water trends have serious future implications(primary)
- WMO — Launch of the Global Water Report 2025(primary)
- 気象庁 — 世界気象機関について(reference)
最終確認:
この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。