science-space ・ 約4分

1,200万光年先の『南の回転かいてん花火はなび銀河ぎんが』 M83をのぞいてみよう

NASAのAPODで紹介しょうかいされた渦巻うずまき銀河ぎんがM83について、星が生まれる場所ばしょやX線エックスせんで見える中性子星ちゅうせいしせい・ブラックホールをやさしく解説かいせつします。

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30秒まとめ

NASAのAPODは、地球ちきゅうから約1,200万光年先にある渦巻うずまき銀河ぎんがM83を紹介しょうかいしました。腕の部分ぶぶんでは新しい星が生まれ、中心ちゅうしん部には中性子星ちゅうせいしせいやブラックホールが多く見つかっています。

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X線エックスせん
人の目には見えない電磁波の一種いっしゅで、目に見える光より波長はちょうが短く、エネルギーが高い光です。
中性子星ちゅうせいしせい
大きな星が一生いっしょうの終わりに爆発ばくはつしたあとなどに残る、とても小さく密度みつどの高い天体てんたいです。
ブラックホール
重力じゅうりょくがとても強く、ある境界きょうかいの内側うちがわからは光さえ外へ出られない天体てんたいです。

何があった?

NASAは2026年9月11日のAstronomy Picture of the Day(APOD)で、M83という渦巻うずまき銀河ぎんがの地上ちじょう望遠鏡ぼうえんきょうによる画像がぞうと解説かいせつを紹介しょうかいしました。M83は地球ちきゅうから約1,200万光年離れ、直径ちょっけいは約4万光年です。

どこの国?

アメリカ合衆国は北アメリカにあります。

M83は、うみへび座の方向ほうこうに見える銀河ぎんがです。天の川あまのがわ銀河ぎんがより小さく、地球ちきゅうからはおよそ1,200万光年離れています。

なぜ大事?

M83の渦巻きうずまきの腕には、青い星の集まりや新しい星が生まれている場所ばしょが多く見えます。中心ちゅうしん部をX線エックスせんで調べると、中性子星ちゅうせいしせいやブラックホールが多いことも分かっており、銀河ぎんがの中で星が生まれ、変化へんかしていく流れを考える手がかりになります。

これからどうなる?

M83はさまざまな望遠鏡ぼうえんきょうで長く観測かんそくされてきた銀河ぎんがです。可視かし光、X線エックスせんなど異なる種類しゅるいの光を比べることで、星が生まれる場所ばしょや、星の一生いっしょうの終わりにできる天体てんたいについてさらに調べられます。

日本との関係

日本にほんでも学校がっこうや科学かがく館で銀河ぎんがや星の一生いっしょうを学び、大学だいがくや研究機けんきゅうき関ではさまざまな望遠鏡ぼうえんきょうを使った天文学てんもんがくの研究けんきゅうが行われています。目に見える光だけでなくX線エックスせんなども使うと、同じ銀河ぎんがの別の姿が分かります。

もう少しくわしく

「南の回転かいてん花火はなび銀河ぎんが」と呼ばれるM83

宇宙うちゅうには、星やガス、ちりが集まった「銀河ぎんが」がたくさんあります。私たちの太陽たいよう系がある天の川あまのがわ銀河ぎんがも、その一つです。

NASAが9月11日のAstronomy Picture of the Day(APOD)で紹介しょうかいしたM83は、うずを巻くような形をした渦巻うずまき銀河ぎんがです。

地球ちきゅうからの距離はおよそ1,200万光年。直径は約4万光年で、天の川あまのがわ銀河ぎんがより小さな銀河ぎんがです。

大きく広がる渦巻きうずまきの腕が回転かいてん花火はなびのように見えることから、英語えいごでは「Southern Pinwheel(南の回転かいてん花火はなび)」という呼び名よびながあります。

青い星と赤く光る場所ばしょが教えてくれること

M83の腕をよく見ると、青く見える星の集まりや、赤っぽく光る場所ばしょが点々てんてんとあります。

青い星の集まりには、比較ひかく的若くて高温こうおんの星が多く含まれます。赤く光る場所ばしょの多くは、ガスの中で新しい星が生まれている「星形成けいせい領域りょういき」です。

つまりM83の写真しゃしんは、きれいな形を楽しむだけでなく、銀河ぎんがのどこで新しい星が生まれているかを調べる手がかりにもなります。

X線エックスせんで見ると中心ちゅうしん部の別の姿が見える

人の目で見える光だけが、宇宙うちゅうを調べる方法ほうほうではありません。

NASAの解説かいせつによると、M83の中心ちゅうしん部はX線エックスせんでも明るく見えます。その場所ばしょには、中性子星ちゅうせいしせいやブラックホールが多く集まっています。

中性子星ちゅうせいしせいやブラックホールは、大きな星が一生いっしょうを終えたあとに残ることがある天体てんたいです。まわりの物質ぶっしつと強く関わると、X線エックスせんを出して見つかることがあります。

同じ銀河ぎんがでも、目に見える光とX線エックスせんでは見えてくるものが違います。いくつもの種類しゅるいの光を比べることで、銀河ぎんがの中で起きていることを立体りったい的に考えられます。

写真しゃしんそのものにも「だれが作ったか」がある

今回こんかいNASAのAPODに掲載けいさいされたM83の画像がぞうには、撮影者としてAldo Zanettiさんの名前なまえがあり、著作ちょさく権表示ひょうじも付いています。

NASAのページに載っている画像がぞうだからといって、すべての画像がぞうを自由じゆうにコピーして使えるとは限りません。そのため、せかいノートではこの画像がぞうそのものを記事きじ用に再利用りようしません。

科学かがくニュースを読むときは、内容の正しさだけでなく、写真しゃしんや図をだれが作り、どんな利用りよう条件じょうけんがあるかを確かめることも大切たいせつです。

M83は、星が生まれる場所ばしょと、星の一生いっしょうの終わりにできる天体てんたいの両方を一つの銀河ぎんがの中で学べる、興味深いきょうみぶかい観測かんそく対象たいしょうです。

MINI QUIZ

1問だけチャレンジ

M83の中心ちゅうしん部をX線エックスせんで見ると多く見つかる天体てんたいは?

この記事に出てくる組織

  • NASA(アメリカ航空宇宙局):アメリカ政府の宇宙・航空の機関で、宇宙探査、地球観測、宇宙望遠鏡、航空技術などの研究やミッションを進めています。

情報源

最終確認:

この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。