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次のパンデミックにどう備える? 世界が進める新しいルールづくり
公開
WHOパンデミック協定と、病原体の情報やワクチンなどを公平に分ける仕組みづくりを、小学生向けにやさしく解説します。
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30秒まとめ
世界の国々は、次のパンデミックに備えるため、WHOパンデミック協定をもとに協力の仕組みを整えています。今は、病原体の情報と、そこから作られるワクチンや薬などを公平に分けるためのルールづくりが続いています。
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- WHO(世界保健機関)
- 世界の人々の健康を守るため、病気の情報や国際的な保健基準をまとめ、各国の医療・公衆衛生を支える国連の専門機関です。
- 国連(国際連合)
- 世界の国々が集まり、平和、安全、人権、貧困、環境など国をこえる問題について話し合い、協力する国際機関です。
何があった?
WHO加盟国は2025年に「WHOパンデミック協定」を採択しました。2026年9月18日には、感染症を起こすおそれのある病原体の材料や遺伝情報を共有し、その情報を使って作られたワクチン・治療薬・検査を公平に届けるための「PABS」という仕組みについて、各国の交渉が前進したとWHOが発表しました。
どこの国?
スイスはヨーロッパ、アメリカ合衆国は北アメリカにあります。
今回は一つの国だけの出来事ではありません。交渉が行われたジュネーブがあるスイスは、ヨーロッパの中央部にある国で、WHOの本部があります。9月25日の国連会合が開かれるニューヨークは、アメリカ東部の大都市で、国連本部があります。
なぜ大事?
感染症は国境で止まるとは限りません。病原体の情報を早く共有できても、ワクチンや薬が一部の国にしか届かなければ、世界全体で流行を抑えるのは難しくなります。情報を集める仕組みと、対策に必要なものを公平に届ける仕組みを一緒に考えることが大切です。
これからどうなる?
2026年9月25日には、国連総会でパンデミックへの備えを話し合うハイレベル会合が予定されています。WHOではPABSの付属文書づくりも続いており、各国がどこまで合意できるかが注目されます。
日本との関係
日本もWHOの加盟国で、感染症の監視、検査、ワクチン、医療体制などを通じて世界の感染症対策とつながっています。海外で起きた流行が日本のくらしに影響することもあるため、国際的な備えは日本にとっても身近な課題です。
もう少しくわしく
「次の流行」に備えるルール
新しい感染症が広がったとき、一つの国だけで対処するのは難しいことがあります。
飛行機や船で人が行き来する今の世界では、感染症も国境をこえて広がることがあるからです。
そこで世界の国々は、次の大きな流行に備えて、協力の方法を決めようとしています。
その土台の一つが、2025年に採択されたWHOパンデミック協定です。
情報を早く共有するだけでは足りない
新しい病原体が見つかったとき、その特徴を早く調べて共有できれば、検査やワクチン、治療薬の開発に役立ちます。
でも、もう一つ大切な問題があります。
情報を提供した国があっても、その情報を使って作られたワクチンや薬が一部の国にしか届かなければ、公平とはいえません。
WHO加盟国は今、「PABS」と呼ばれる仕組みについて話し合っています。
これは、病原体の材料や遺伝情報を共有することと、そこから生まれるワクチン・薬・検査などを公平に届けることをセットで考える仕組みです。
COVID-19の経験を次に生かす
COVID-19のパンデミックでは、世界中で多くの人が病気になり、学校や仕事、旅行、医療など幅広い生活が影響を受けました。
その経験から、「流行が始まってから考える」のではなく、平常時から準備しておく必要性が改めて意識されました。
準備には、病気を早く見つける仕組み、病院や保健所の力、研究、ワクチンや薬の生産、国どうしの情報共有など、たくさんの要素があります。
一つだけ整えれば十分、というものではありません。
9月25日に国連でも話し合い
2026年9月25日には、国連総会でパンデミックへの備えを話し合うハイレベル会合が予定されています。
WHOは、科学、国際協力、公平性を大切にしながら、次のパンデミックへの備えを強くする機会だと説明しています。
同時に、PABSの細かなルールはまだ交渉中です。
つまり、大きな方向は決まり始めていますが、実際にどう公平な仕組みにするかは、まだ作っている途中なのです。
備えは「起きる前」にする
防災と同じように、感染症への備えも何も起きていないときに進めることが重要です。
検査の方法を準備する。病院が対応できるようにする。国どうしで情報をやり取りできるようにする。
そして、必要なワクチンや薬が、住んでいる国によって大きく違わないようにする。
次のパンデミックを完全になくすことは難しくても、被害を小さくするための準備は今からできます。
MINI QUIZ
1問だけチャレンジ
PABSで目指していることに近いのはどれ?
PABSでは、病原体の材料や遺伝情報を共有し、その情報から生まれるワクチン・治療薬・検査などの利益も公平に分ける仕組みを目指しています。
情報源
- WHO — Member States advance negotiations on pathogen access and benefit-sharing(primary)
- WHO — Second United Nations General Assembly High-Level Meeting on Pandemic Prevention, Preparedness and Response(primary)
最終確認:
この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。