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星はどこまで小さく生まれる? Webb望遠鏡が『木星の約2倍』の褐色矮星を発見
公開
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、約1,000光年先の星が生まれる場所IC 348を観測しました。木星の約2倍という小さな褐色矮星から、星の生まれ方を考えます。
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30秒まとめ
Webb望遠鏡が約1,000光年先のIC 348を観測し、木星の約2倍という、これまでで最も軽い部類の褐色矮星を見つけました。
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何があった?
NASAは2026年9月15日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による星形成領域IC 348の新しい大規模画像と研究成果を公開しました。研究チームは、木星の約2倍の質量しかない褐色矮星を確認し、これまで知られている中で最も軽い褐色矮星の一つだとしています。
どこの国?
アメリカ合衆国は北アメリカにあります。
IC 348はペルセウス座の方向、地球から約1,000光年先にある星形成領域です。ガスやちりの雲の中で若い星や褐色矮星が生まれています。
なぜ大事?
褐色矮星は星と似たようにガスの雲から生まれますが、中心が十分に熱くならず、普通の星のように水素の核融合を長く続けられません。どこまで小さな天体が星と同じ仕組みで生まれるのかを調べることは、星の誕生の仕組みを理解する手がかりになります。
これからどうなる?
研究チームは、今回のような非常に軽い褐色矮星がどのようにできるのかを、理論やほかの星形成領域の観測と比べて調べます。円盤を持つ天体も見つかっており、その周りでさらに小さな天体が生まれる可能性も研究対象になります。
日本との関係
日本の天文学者も、すばる望遠鏡や宇宙望遠鏡のデータを使って星や惑星の誕生を研究しています。WebbはNASA、ESA、CSAによる国際計画で、公開データは世界中の研究者が利用します。
もう少しくわしく
星より小さく、惑星より星に近い天体
夜空に見える星は、ガスやちりが集まり、中心がとても高温になって光り続けています。
では、同じようにガスの雲から生まれても、星になるには小さすぎる天体はどうなるのでしょうか。
そうした天体の一つが褐色矮星です。
NASAは9月15日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した星形成領域IC 348の新しい画像と研究成果を公開しました。
そこで見つかったのは、木星の約2倍の質量しかない、とても軽い褐色矮星です。
約1,000光年先の「星のゆりかご」
IC 348は、地球から約1,000光年先、ペルセウス座の方向にあります。
この場所には冷たいガスやちりがあり、その一部が重力で縮んで、新しい星や褐色矮星が生まれます。
Webbは赤外線を観測するのが得意です。赤外線を使うと、目に見える光では見通しにくいガスやちりの中にある若い天体も調べやすくなります。
研究チームは2024年にWebbのNIRCamで候補を探し、2025年にはNIRSpecという装置で光を詳しく調べました。
なぜ「木星の2倍」が驚きなの?
普通の星は、中心で水素の核融合が続くことで長く光ります。
褐色矮星も星と似たようにガスの雲から生まれますが、質量が小さいため中心が十分に熱くならず、普通の星のように水素の核融合を長く続けることができません。
これまでの理論では、星と同じ仕組みで生まれる天体には「これより小さくなるのは難しい」という限界があると考えられてきました。
ところが今回、木星の約2倍という非常に軽い褐色矮星が確認されました。
そのため研究者は、星が生まれる仕組みは、考えていたより小さな天体まで作れるのかもしれないと考えています。
小さな天体のまわりに円盤も
今回見つかった軽い褐色矮星の一つには、周りに円盤がある兆候も見つかりました。
若い星の周りにあるガスやちりの円盤は、惑星が生まれる場所になることがあります。
とても小さな褐色矮星の周りでも、さらに小さな天体ができる可能性があるのか。これは今後の研究テーマの一つです。
大きな画像の中に、星の誕生の手がかり
今回公開されたIC 348の画像は、Webbがこれまで公開した画像の中でも大きなものの一つです。
きれいな宇宙写真として見るだけでなく、その中には若い星、褐色矮星、ガスやちり、星から吹き出す流れなど、星が生まれる途中のさまざまな姿が記録されています。
宇宙の画像は、景色であると同時に科学のデータです。
一枚の画像から「星はどうやって生まれるのか」「どこまで小さく生まれられるのか」という問いを調べられるのが、天文学のおもしろさです。
MINI QUIZ
1問だけチャレンジ
今回見つかった非常に軽い褐色矮星は、どれくらいの質量?
研究チームは、木星の約2倍の質量しかない褐色矮星を確認しました。
この記事に出てくる組織
- ESA(欧州宇宙機関):ヨーロッパの国々が協力して宇宙開発や科学観測を進める宇宙機関です。人工衛星、探査機、宇宙望遠鏡などの計画を行います。
- NASA(アメリカ航空宇宙局):アメリカ政府の宇宙・航空の機関で、宇宙探査、地球観測、宇宙望遠鏡、航空技術などの研究やミッションを進めています。
情報源
- NASA Science — NASA’s Webb Reveals Dynamic Panorama of Star Formation(primary)
- NASA Goddard — Science News(primary)
最終確認:
この記事の制作では、AIを編集補助として利用しています。公開前に人が内容を確認しています。